逆ギレ劇場

感想や気付きなど。たまにキレる。

九州おおよそ一周3泊4日の旅〜前説

旅行が好きである。

元々旅行自体が好きで、大学の時に学部の研修で20日間ヨーロッパ周遊の旅に参加したり、卒業旅行でバリ(行きそうにないところを選んだね、と言われた)、そのあとはスロヴェニアクロアチア(そうと知らずに惹かれたツワモノ向け旅行会社が面白くてこの旅に設定した、前情報は何もなかったし、英語も話せなければ現地語も読めない国だった)、ペルー旅行(マチュピチュとナスカの地上絵を見に行き、地上絵を見るセスナに乗る頃、私は現地の貝に当たっていた)など、時間に余裕のあった頃はちょこちょこ海外旅行へ行っていた。近場だと台湾、出張や仕事がらみでアメリカ数カ所ぐらい。単純に、知らない土地で、見たこともないものに触れるのはとても面白くて楽しい。あと自分のことを誰も知らない場所、というのも新鮮で楽しい気がする。非日常が待っている、という感じにとても心が躍る。

それ以外にも、音楽・ライブが好きなので遠くの都市で好きなライブがあるとなれば、よく遠征をしていた。夜行バスに乗って現地に早朝到着。温泉や銭湯で時間を潰してからひたすら一人で観光をし、夕方・開場時間に会場へ入り、終了後はまた駅周りのファミレスやファーストフードで時間を潰し、23時過ぎの夜行バスで地元へ帰る。バス駅から最寄り線の始発を駅のホームで待ち、最寄り駅の階段から街へ出ると紐登りきっておらず、冴え冴えした灰色の空気と夜を引きずった人々が行き交う中、そんなムードに似合いの曲を聴いて家へと帰り、ぼさっと寝たものである。郷愁。なんてことをよくしていた。オタクなのもあって、目的の為に行動するのは苦ではないようで。

 

そして美味いものが好きである。

いつからだかはわからないが、美味いものが好きである。そんなの当たり前だろ、と思うかもしれないが、そうでもない。まぁ色々な食の趣味がある。今思うと日本各地に出張が増えた頃からだったと思うが、これは勿論海外でも同様であるが、そこに行かないと食べられないもの、というものが存外多いことを知る。多いというか、それしかないぐらい多い。ていうか世界にはきっと美味いものがたくさんあるにも関わらず、一割も知らないで死ぬんだろうな、というぐらいに。

しかも日本国内に、それが多い。例えば仙台のせり鍋。広島の広島菜。東北のみずという山菜。氷見の寒ブリ、金華サバや福岡のゴマサバ、サバやウナギの刺身、カワハギに肝醤油。北海道や石川で食べた寿司。四国や九州で食べた和牛もめっちゃくちゃに旨くて驚いた。そして思った。

「え、こんな美味いもの隠してたの……!!!????」

それまで30年ほど生きてきて、普通に生きてきて、私は最近までそれらの存在を知らなかったわけですよ。悔しい、めちゃくちゃに悔しい、各地の人は、こんなにも美味しいものを自分達だけで味って楽しんでいたのか…知らなかった……何それずるい、私も食べたい…教えて、美味しいものをもっと私たちにもっと教えて……。

 

ということで、東京在住なんですが、日本47都道府県、美味いものめっちゃ隠しとるやんけ、と思い、国内旅行も各地名産・ご当地フードなどを重点的に攻めながら力を入れている次第です。我々は、世の中には美味いものがたくさんあることを知ったのだ。

 

さらに、スタンプラリーが好き。

これは旅行スタイルに関わる要素ですが、熱海二泊三日、みたいな悠長な旅はまだしていない。もしかしたら初の海外長期旅行、大学時代のヨーロッパ周遊が密かに影響しているのかもしれないが、一つところにとどまってその土地をゆっくり楽しむ 、ということが現状あまり得意でない。なんというか、勿体無い気がしてしまい。長く滞在すればするほどより土地のことを知ることはできると思うのですが。今はそれより前情報で食べたいもの・観光情報をチェック、最低限行くべき場所を自分たちで決めて、それを基準にあとは現地で様子を見ながら動き、すごい見所があったらまた来よう!といった感じで旅行をしている。海外旅行にしても、できるだけ遠くに行っておこう、体が動くうちに、という基準は一応ある。

すると自然と弾丸というか、移動が多い旅になることが多く、四国2泊3日周遊、北海道3泊4日周遊、九州3泊4日周遊などをここ数年でしました。食べ物・お土産については道の駅もを上手く利用しつつ。地元の人のスーパーも兼ねているぐらいの場所も特産・名産が知れて楽しいし、観光化しているところも工芸品なども紹介・販売してくれて楽しい。道の駅も大好きです。

 

と、そんな感じで一番最近訪れた九州、マジで天国のような楽しさと美味しさしかなかった旅行の話をまとめていきたい。

 

 

 

ライブの遠征を繰り返してい頃によく聴いたなぁという曲を。


GRAPEVINE - Wants

11年前、2008年リリースだった。

 


涙がこぼれそう

これも2008年リリースだった。